【夏季限定】
365wine お中元ギフト
こちらの商品は風呂敷ECOラッピングに対応しています。 想いは包み、無駄は包まない。贈る人にも、地球にもやさしい贈り物。従来の“使い捨てラッピング”を見直し、再利用できる「風呂敷ラッピング」にてお届けしています。主役のワインを楽しんだあとは、風呂敷がその余韻とともに、暮らしに寄り添い続けます。スロベニアの生産者たちもまた、過剰な包装を嫌い、自然体の暮らしを美徳としています。エコであることは、スマートで誠実な生き方として定着しています。※お中元ギフト仕様をご希望の方は、購入時ショッピングカート内で、お中元/風呂敷ラッピング・熨斗(名入れは備考欄へ)・冷蔵便を選択してください。
スロベニア産 ”本物のワイン” × ECOギフト。
ここだけの特別なプレゼントを是非どうぞ!
フワッと香った瞬間
”ココロ”リセット♩
※7月〜9月頃まではクール便のみの配送となります※
Profile/プロフィール
タイプ/白(辛口度 ★★★★☆)
産地/スロべニア、プリモルスカ地方、
ゴリシュカ・ブルダ
生産者/KABAJ(カバイ)
品種/フリウラーノ
=トカイ、ソーヴィニョンヴェール、ナーゼ
ヴィンテージ/2018
アルコール度数/13%
容量/750ml
適温/17℃
Taste/味わい
KABAJでは珍しい、軽やかでフルーティーな印象のオレンジワイン。グラスに注ぐと、白い小花やライチ、白桃のシロップ漬け、はちみつを思わせる甘く華やかな香りが広がります。味わいはドライながらも、丸く優しい印象で、果実味にコクがあります。酸も柔らかく、バランスの取れた穏やかな1本です。夏は軽く冷やして、寒い季節は常温で。さらには40℃のぬる燗にすることで、また違った魅力が引き立ちます。KABAJの他のオレンジワインはぬる燗でも楽しめます。
Marriage/おすすめペアリング
華やかなアロマが印象的なので、軽め〜中程度のボリュームの料理がベストマッチです。例えばチキン南蛮やエビフライ(タルタルソース添え)、稲荷寿司、アボカドロール、チキン照り焼き、豚の生姜焼きなど。和の調味料「みりん」との相性が抜群なので、和洋問わず幅広く活躍します。スイーツなら、桃のタルト バニラアイス添え、杏子のクッキー、クレームブリュレなどが◎ (スタッフの願望です)
About wine/ワインの特徴
3度の来日経験があるKABAJワイナリーの当主ジャンが手がける、やや軽やかなスタイルのオレンジワインです。ワイン名 Ravan(ラヴァン)は畑の区画名に由来します。使用している品種はフリウラーノ。かつて「トカイ・フリウラーノ」と呼ばれていましたが、2009年にハンガリーのトカイワイン(甘口ワイン)の保護のため、“トカイ”という名称が使用禁止となり、今では「フリウラーノ」と呼ばれるようになりました(別名ヤーコットとも) この品種の歴史については、語り出すと長くなりますのでまた別の機会に。
KABAJの畑は、イタリア・フリウリのすぐ隣にあるスロべニアの銘醸地「ゴリシュカ・ブルダ」にあります。この地では果皮を醸す白ワイン=オレンジワインが古くから造られており、100年以上前から続く文化として根付いています。KABAJも例外ではなく、アンフォラを用いたワイン造りを含め、白・赤すべてのワインを果皮ごと醸して仕上げています。
ラヴァンもそのひとつ。収穫したブドウは破砕後、果皮ごと約1週間、発酵タンクで浸漬させます。この間、発酵層の上部に蓋はせず、空気に触れさせながら自然な発酵を促進。酸素が入りすぎるため、バトナージュ(バトンでの撹拌)は行わず、代わりにルモンタージュ(ポンプで下部の果汁を吸い上げて上部からかける手法)を行います。これにより果皮や種からの成分がワインにしっかりと移り、色調も深まり、風味にも厚みが加わります。その後、225Lのフレンチオーク樽で18ヶ月熟成。さらに3000Lの大樽にて月光のもと清澄させ、軽いフィルターをかけて瓶詰。収穫からボトリングまでおよそ3年。プロシュートのように、じっくりと時間をかけて仕上げられる、KABAJらしい長期熟成タイプのワインです。
Story/造り手について
最も古く、そして最も新しいワイン造り。それがKABAJの真髄です。
KABAJがスロヴェニア国内外で注目される理由のひとつは、造り手ジャン・ミッシェル・モレルという人物の存在にあります。彼はフランス・ボルドー出身。若くしてワイン造りの世界に飛び込み、フランスにとどまらず、イタリア、ジョージアと渡り歩き、最終的にスロべニア人のカティヤと結婚。国境の町ゴリシュカ・ブルダに根を下ろしました。
ジャンは並外れた情熱と知性、そして圧倒的な行動力を持つ男。彼をよく知る人たちからは「破壊と創造のジャン・ミッシェル・モレル」と呼ばれています。コミュニケーション力も高く、7ヶ国語を操り、KABAJワインの95%を海外市場で販売するなど、造り手でありながら一流のビジネスマンでもあります。そんな彼に唯一影響を与えられる人物が、韓国人インポーターのフィリッポ氏。コントロールが利かず困った時はみんなフィリッポを頼る…というエピソードが物語るように、ジャンは独自の美学を貫く型破りな男なのです。
彼が貫いてきたのは、自然と誠実に向き合うワイン造り。カティヤの実家であるKABAJ家の歴史を重んじ、自然を敬い、一切の妥協なくぶどうと向き合い続けています。ヴィンテージによるブレが大きく出やすいナチュラルワインの世界において、KABAJのワインはいつ飲んでも安定しています。これは偶然ではなく、並々ならぬ手間と技術、そして愛情のたまものです。私たちインポーターとしても、試飲せずに仕入れられる数少ない造り手のひとつ。安心して届けられる理由がそこにあります。
ジャンが特に影響を受けたのが、ジョージアのワイン造り。彼はジョージアからアンフォラ(クヴェヴリ)を陸送し、カーヴに埋め込むほどの本気度でこの古代技術を導入。アンフォラ使用ワイナリーの国際協会「XELOBA KARTULI」にも参加し、"ワインの原点への回帰"という信念のもと、現代に通じるナチュラルワインを模索しています。スロべニアでは、こうしたオレンジワインを“After Old Wine(古のワインのその先)”と呼びます。その呼び名にふさわしい、古くて新しい1本。伝統を受け継ぎながらも、ジャンの感性が加わることで唯一無二の味わいに仕上がっています。
最後に。
KABAJのワインは、ジャンという男そのものです。彼の哲学、生き様、ワインへの愛情、全てが詰まっています。「自分が愛せないワインを、人に飲ませる資格はない」。その言葉どおり、KABAJのワインにはジャンの魂が宿っています。私たちもまた、彼のワインを通して、ジャンという人間のことが心から好きになりました。家族ぐるみでお付き合いをしながら、彼のワインを日本に届けられることを誇りに思っています。ぜひ、一度その世界を味わってみてください。
ぬる燗もGOOD!
生産者KABAJ(カバイ)についてはこちら