レフォスク2015

スロヴェニアの赤ワインのパイオニアROJAC

Profile
プロフィール
タイプ
赤(フルボディ度 ★★★★☆)
産地
スロヴェニア
生産者
ROJAC/ロヤッツ
品種
レフォスク
ヴィンテージ
2015
アルコール度数
13.5%
容量
750ml
適温
17℃



Taste
テイスト

 
 カシスやプルーンの濃縮された香りが広がります。果実味は豊かで、酸は円やか、タンニンも丸みを帯びています。アフターのエキス分に力強いエネルギーを感じる赤ワインです。


Marriage
ワインと料理のマリアージュ

《おすすめの料理》 ビーフシチュー、赤ワイン煮込み、ボルシチなどのトマトを使用した煮込み料理がぴったり合います。その他、ヒレステーキ、焼き肉(タレ)、すき焼きなどもおすすめです。






Marriage
「美味しい赤ワインが造りたい!」

   ROJAC(ロヤッツ)は、スロヴェニア西部のプリモルスカ地方、イストラ地区の港町コペルに本拠地を構えます。1980年代、スロヴェニア産の赤ワインには、コカコーラを混ぜて飲んでいました。品質が悪く、美味しくないからです。いかなる生産者もこのような飲み方は好みません。現代は品質向上しつつも、大抵の生産者は沢山の白ワインの中に、少しだけ赤ワインを手掛けています。このことからもわかるよう、スロヴェニアは冷涼なワイン産地のため、7:3で白ワインを得意とする国です。赤ワインは白ワインと比べると、ライナップが極端に少ないので、バラエティの選択肢が狭いです。そのくせワインの値段が桁違いに高いのです。それを打破しようと60年前の祖父の時代から奮闘してきたのがROJACです。当主のウロスは「美味しい赤ワインが造りたい!」と語ります。

 白ワイン(=オレンジワイン)のメジャーな国で、マイナーな赤ワインを手掛ける。何世代にも渡り、このチャレンジ精神には脱帽です。スロヴェニアは国土の46劼魍い北未靴討い泙后イストラ地区は地中海性気候で、多雨で暑いのが特徴です。真夏の照りつけるような日差し、朝晩の寒暖差、海風が吹き付ける丘の斜面。これらの好条件が揃い、酸と糖度の豊富な良質なぶどうが栽培できます。そのためイストラは、スロヴェニアの赤ワイン全生産量の46%を占めています。ワインに使用されているレフォスクは、ローマ時代より前に、タジキスタンやウズベキスタンから伝わった品種です。のちにイタリアに伝播してレフォスコと呼ばれるようになりました。樹齢は30年、果皮の色が濃く、酸が豊かです。ぶどう木1本から約1kgの収量を守ります。果汁は糖度計で30度あります。とても甘いのですが、この品種は酸が豊かなので、実に良いバランスです。

 温度管理をせず(25〜30℃)、開放型の大樽で15日醸します。4回/日かい棒を使用して手動でパンチングダウンを行い果皮の色と成分を果汁に抽出させます。その後、18ヶ月フレンチオーク&スロヴェニアオークの古い小樽で熟成させます。畑のテロワールとぶどう品種の個性を引き出したいので新樽は使いません。また、樽から蒸発して目減りした分をワインで補酒する事はしません。更に6ヶ月ステンレスタンクで熟成させます。自然に沈殿させて清澄するのを待ち、上澄みだけを移し替えます。フィルターはかけません。カレンダー(種まきカレンダー?ビオディナミカレンダー?) により、月光の元で2017年9月にボトリングされました。

 「スロヴェニアで1番美味しい赤ワインを造るのは、ROJACだ!」 とウロスはきっぱりと断言しています。スロヴェニアでここまでのものを造り上げるのは、並大抵なことではありません。恐れ入りました。だって彼のワインは、思わずニヤけるほど、美味しいんですもの。ウロスの赤ワインに向き合う真摯な姿勢に心撃たれました。今飲んでも、数年寝かしても美味しく楽しめます。



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