
ハロウィンと言えば、カボチャで作られたジャック・オー・ランタンを思い浮かべる人も少なくないはずです。
もともとスロべニアを含めてヨーロッパでは、ハロウィンにくり抜いていたのは「カブ」。新大陸に渡ってからカボチャに変わり、オレンジ色の大きなランタンが定番になりました。
実はこのカボチャも、トリック・オア・トリート(子どもが仮装して近所を回ってお菓子をもらう習慣)も、アメリカ→日本へ広がった比較的新しいイベントなのです。
一方スロべニアでは、カボチャといえば「実」よりも「種」が主役。
種をオーブンでサクサクに焼いて、おやつ/おつまみにしたり、ローストした種から搾るパンプキンシードオイル(bučno olje)は、ナッツのように香ばしく、サラダやスープに加えるのはもちろん、なんとバニラアイスにかけて楽しむ通もいるぐらい。
その味わいはまるで「きな粉」のように香ばしく、ホクホクとした不思議なおいしさです。
だからスロべニア人がハロウィンの大きなカボチャを見たら、きっとこう思うはず。
「ランタンよりも、中の種はどこへ行ったんだろう? 種が欲しい!」と。(笑)

秋のおすすめペアリング
wine × pumpkin

カボチャのクリームスープ × シャルドネ
コックリまろやかな甘みのスープに、樽香のある白ワインを。パンプキンシードオイルをひとたらしすれば、本格的な一皿に。
カボチャはオーブンでじっくり火を入れてからミキサーにかけると甘さが際立ちます。
カボチャのオーブン焼き × ピノ・ノワール
オリーブオイルやハーブでローストした甘みと香ばしさには、軽やかな赤ワインが好相性。素材命、上質な天然塩を使ってください。
カボチャの煮物 × オレンジワイン
お馴染みの家庭料理。和風だしのやさしい甘辛味には、旨味と渋みを持つオレンジワインが驚くほどよく合います。
煮汁を少なめで強火で一気に炊くとホクホクに。
パンプキンタルト × 遅摘みの甘口ワイン
シナモン香るタルトには、はちみつのようなデザートワインと合わせて。甘×甘でも、スパイスが全体を引き締めてクドくなりません。頑張った秋のご褒美に。
バニラアイス+パンプキンシードオイル × マスカットワイン
香ばしいオイルがアイスを大人の味に変身。華やかな香りの白ワインを添えれば、サプライズデザートに。

ハロウィンの夜に、ジャック・オー・ランタンを眺めながらグラスを傾ける。秋の夜長に風情がありますよね。
Lep vikend! レプ・ヴィーケンド
よい週末を。



