HGWアンバー2021
たこ焼きのソース、青のり、マヨネーズ。 焼きそばの油と紅しょうが。 そんな“全部のせの味”に寄り添うオレンジ。屋台めしの濃さを薄めず、後味だけを整えてくれます。
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屋台めしで、最初の誘惑はソースの香り。その次に、焦げた醤油の匂いで振り返る。ひと通り歩いた頃には、甘辛だれと肉の屋台めしが、溜まらなく美味しそうに見える。
屋台めしをワインでおしゃれに格上げするのではありません。 ジャンクさも、香ばしさも、濃さも、そのまま楽しむ。 それでは夏祭りを一周する「屋台めし&ワイン」の順路を紹介しましょう。

真っ先に吸い寄せられるのはソースの香り。 香ばしい湯気、鉄板で焼ける焼きそば、青のり、紅しょうが、マヨネーズ。 味が多くて、少し重くて… でもそれがいい!
ここで欲しいのは、キレイに澄ました白ワインより、少し色づいた辛口オレンジ。ソースの甘みも、粉もののもったり感も、味わいに負けることなくワインも主張してきます。途中でタコの旨みが顔を出しても大丈夫。オレンジワインなら、その磯っぽさも嫌味なく拾ってくれます。

買うつもりはなかったのに、焦げた醤油の匂いで振り返ってしまう。焼きとうもろこしやイカ焼き。味つけはシンプルなのに、妙にそそられる屋台めしです。
ここには、冷えたリースリングや泡を。醤油の香ばしさを消すのではなく、とうもろこしの甘みやイカの旨みを楽しみながら、口の中をさっぱりさせてくれます。


ひと通り屋台をまわった頃、最後に立ちはだかるのが肉の屋台。焼き鳥の甘辛だれ、炭火の香り、フランクフルトの肉々しさ。
「これは別腹」と言いたくなる味です。ここまで来たら、もう本気で食べたい。そんな屋台の肉料理に、少し冷やした赤ワインもGOOD!ビールとはまた違う満足感で楽しめます。
けれど、屋台めしなら赤だけに決めなくてもOK!スパイス、ケチャップ、マスタード、焼けた肉の香ばしさまで拾ってくれるオレンジワインも、かなり面白い選択肢です。

番外編:屋台あそびの〆。
氷を入れても、炭酸で割っても。夏の夜ならでは。

よく冷やした白ワインを炭酸で割るだけ。 たこ焼き、唐揚げ、ポテトのあとに、シュワシュワが、まだまだ祭りの気分にしてくれます。パックワインや、開けて少し経ったワインでも気軽にできます。
氷を入れてルーズに楽しむのもあり。邪道と言われそうですが、ソースもタレも何でもござれの屋台めしには、これくらい気楽な飲み方もおすすめ!
子どもにせがまれて買ったりんご飴。最初は嬉しそうに食べていたのに、思ったより大きかったり、甘かったりして、最後はたいてい大人にまわってきます。
そんな甘いひと口を、祭りの〆にワインとちびちび。最初から狙って合わせるのではなく、こういう偶然の組み合わせも、夏祭りらしくておつです。

いつものペアリングとは少し違う、夏だけの番外編をお送りしました。
屋台の味は格別です。たこ焼き、焼きそば、焼きとうもろこしは、買って帰っても、家で作っても、何だかウキウキします。
出かける夜も、おうちで楽しむ夜も、この夏はお祭りを一周するように、屋台めしとワインを楽しんでみませんか。




