変態ピノ・ノワール参上！！
うす旨の出汁感で攻める！
※7月〜9月頃まではクール便のみの配送となります※
Profile/プロフィール
タイプ/赤（ボディ度 ★☆☆☆☆）
産地/スロべニア、ポドラウィエ地方、
シュタイヤルスカ、リトズノイ村
生産者/HEAPS GOOD WINE COMPANY
(ヒープス グッド ワイン カンパニー)
品種/ピノノワール
ヴィンテージ/2019
アルコール度数/11.5％
容量/750ml
適温/16℃〜17℃
Taste/味わい
ほんのり暖かみを感じる、やや赤みの強いワインレッドの色調。グラスを近づけると、チェリーやイチゴ、プラムなどの果実の香りがふわっと広がり、そこに黒胡椒のようなスパイスや、土やコーヒーを思わせる複雑なニュアンスが加わります。香りからは野性味を感じますが、口に含むと印象が一変。やわらかなタンニンときれいな酸が絶妙なバランスで、ジューシーかつピュアな飲み心地に驚かされます。
樽の香りは控えめで、主張しすぎることなくワインの奥行きを支えてくれるような存在。香りで感じたインパクトが、味わいでは穏やかに変化し、最後には静かな余韻がじんわりと広がります。ほんのり還元的な香りもありますが、それがかえって出汁のような旨味を引き立てており、日本の食文化にも通じる“滋味深さ”が感じられる1本です。
Marriage/おすすめペアリング
旨味や酸味を感じる料理、または赤身のお肉を使った料理とよく合います。おすすめは、漬けマグロ、カツオのたたき、ヒレカツ、大根おろしを添えたヒレステーキなど。牛もも肉の煮込みや、ぬか漬け、ブルーチーズのような個性的な食材とも好相性です。派手すぎず、でもしっかりと料理を引き立ててくれる“通好みの食中酒”としても活躍してくれます。
About wine/ワインの特徴
このワインが造られた2019年は、前年の2018年に比べてやや穏やかな気候でしたが、雹や病気の被害にも見舞われた年でした。特に雹の影響で傷ついたぶどうは、1粒ずつ丁寧に取り除くという手間を惜しまず、大切に仕込まれています。その努力のかいあって、収穫されたぶどうは酸をしっかりと保ちつつ、健全な実が多く、結果として豊作となりました。
ただし収量が多かったことでタンクが満杯となり、そのなかで15%だけ「全房発酵（ぶどうの房を丸ごと発酵させる方法）」を採用。この手法により、ワインには独特のテクスチャーと構造が生まれます。
醸造は、冷却装置を使わず自然な室温のなかで4日間の低温浸漬を実施。気温に左右されるため、暑い日には短く、寒い日にはじっくりと工程が進められました。発酵期間は合計19日間。その後、24時間かけて自然に滓を沈め、澄んだ部分だけを抜き取り、樽熟成へ。熟成には500Lの古いフレンチオーク樽を使用し、そのうちの10%は新樽。約1年間熟成させた後、2020年9月に無濾過で瓶詰めされました。
畑の状況も、気候も、年によって全く異なりますが、造り手は毎年ベストを尽くして、自然と対話しながらワインを育てています。その努力と自然の恵みがひとつになった、真摯で味わい深い赤ワインです。
生産者HEAPS GOOD WINE COMPANY
(ヒープスグッドワインカンパニー)
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