少しずつ春の気配を感じる今日この頃。
雪解けまもない3月のスロベニアでは、草木が芽吹き、土の匂いが戻ってきます。
畑では、春野菜よりもハーブが先に動き出します。パセリ、チャイブ、ディル、ルッコラ、タイム。そして春を告げる山菜の若葉と青菜たち。

スロベニアの家庭では、それらを刻んで混ぜるだけの料理がよく登場します。
フレッシュチーズにハーブをたっぷり混ぜてパンにのせる。料理の仕上げにハーブを散らす。
それだけでも、立派な「春の味」になります。
今日は、スロベニアの「春のハーブ料理」をご紹介しましょう。


特別な技術も、複雑なレシピもいりません。
そして、こんな爽やかなハーブ料理には、軽めの白ワインやオレンジワインがよく合います。
ワインに含まれる果皮由来のほのかな苦味と、ハーブの清々しさ。どちらも「春のはじまり」を感じさせる味わいです。
重すぎず、軽すぎず。まだ寒さの残るこの季節に、ちょうどいいバランス。
料理を頑張らなくても、刻むだけで、そこはもう春です。
季節の移ろいを、どうぞ楽しんでください。



