クラルニツァ2013

当主の人生をかけた品種

Profile
プロフィール
タイプ
白(辛口度 ★★★★☆)
産地
スロヴェニア
生産者
MANSUS/マンスース
品種
クラルニツァ
ヴィンテージ
2013
アルコール度数
13.5%
容量
750ml
適温
17℃



Taste
テイスト

 濃いゴールドカラーからはアカシア、アプリコット、黄桃、黄りんご、オレンジピールなどのフルーツバスケット。ドライな中にもはちみつと檜と干草の香りが複雑に漂います。暖かさと熟したタンニン、揮発酸が程よく全体を引き締めます。アフターにはリッチな厚みが長く続きます。まさに旨味の宝庫です。



Marriage
ワインと料理のマリアージュ

《おすすめの料理》もつ煮込、土手煮、サバの味噌煮、ホタテバター、カモミール。




Marriage
昔のワイン造りを守り続ける500年の伝統

  MANSUSのワインは、"The old way wines"がモットーで、人為的介入を一切しない古い方法で造られています。最新悦の機械や技術ではなく、むしろ畑(ぶどう木と土壌)に対する愛情、向き合い方(扱い方)、または太陽などの自然が大切だと当主ボクダム マコベッツは語ります。畑と人間を取り巻く環境に配慮したビオディナミ農法、天然酵母の使用、昔ながらの製法を頑なに守り抜きます。人間は最低限の事を行えば、後は自然が全てやってくれるという理念を通して、テロワールとぶどう本来の味を具現化します。特に赤ワインのように果皮ごと醸造を施した白ワイン(オレンジワイン)を得意とし、それらはスロヴェニアでは”After old wine”と言われています。昔の時代の醸造技術を重んじ、現在に戻そうという試みです。醸す時間が長期に渡ったワインは、天然のコルク栓を用い、ワインは長く瓶内で生き続けます。







クラルニツァの復活に人生をかけた男

 クラルニツァKlarnicaは、スロヴェニアの土着品種の中でも、とても古く珍しい品種です。16世紀に実在したKlaraクララという名の美女に由来します。彼女は住み家を囲むように、このぶどうの木を庭に植えました。近所の人達のせんさく好きな目から逃れるために、あるいは数えきれない求婚者から身を隠すためにです。このようにしてクララの植えたぶどうは、クラルニツァとして知られるようになりました。


 1523年の初頭には、クラルニツァに関して古い記述が残っています。かつてプリモルスカ地方で広く普及していた品種でしたが、単独使用ではなくブレンド用として使われていました。その後、外来品種の登場でクラルニツァは殆どの畑から姿を消しました。「何とかしてクラルニツァを守りたい!」そんな想いから、マコベッツは絶滅の危機から救うべく、多大な苦労を背負いました。畑での10年の努力が実を結び、彼の育てたクラルニツァは国から正当な品種として認められました。最初のボトリングは1996年に行われました。彼はクラルニツァに再びスポットライトを浴びせ、その価値を引き出す事に成功しました。







 クラルニツァは絶滅に瀕した品種だけあって、全世界で作付け面積が3ha(300m×300m)しかありません。MANSUSともう1社しか所有していない極めてまれな品種です。ヴィパヴア谷が原産でゴリシカブルダ(Goriška brda)やクラス(Kras)でも少しばかり栽培されています。遅熟なので収穫は11月に入ってから、あるいは天候により、もっと遅い時期に摘まれます。MANSUSのクラルニツァの平均樹齢は30年です。うどんこ病に弱く非常にデリケートな品種なので栽培が大変難しいと言われています。ぶどうの果皮が厚いのが特徴で、灰色カビ病(黒ぶどうに発生すると病気とされますが、白ぶどうに発生すると貴腐ワインに欠かせないボトリティスシネリア菌となります)そのおかげで上質な甘口ワインにもなります。(その場合の収穫時期は翌3月です)


 ワイン造りでは天然酵母を使用して21日間のアルコール発酵後、果皮ごとそのまま6ヶ月間という長期に渡り醸しを施します。その後、チェリー、アカシア、オークの3種類の小樽で15ヶ月間の熟成を行います。ぶどう本来の風味やテロワールを残すため、フィルターは通さず、上澄み部分だけをボトリングします。亜硫酸は少量の15/lを添加するに留めます。極めて繊細でナチュラルなワインです。※ワインのお届けは6月8日以降を予定致しております。また、遅延によりこの限りではありません。予めご了承下さい。



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